Cafe’ & Foods with Good Music & Live Show

Wednesday, March 31, 2021

桜の花と伝えたかったこと

event_noteMarch 31, 2021 editBy PONY'STOY


あなたが、いつも居たところは カウンターからも窓越しでよく見えるところです。

ロン毛でお寿司を握る。

周りが、あーだこーだ言ったとしても、それはらしく無くても俺にはカッコ良く見えていました。

最近は短髪だったけど。


一丁目。おなじ町内で生まれた順番があなたが先で俺がその次だったこともあって言葉で言ったことは無かったけれど兄貴の様に慕っていました。 

子供の頃から遊んでくれてたり、町内で何処かへ行く時も横に座っていた。

菊川駅の今はない子供達の遊び場、引き込み線のホームの構内に秘密基地と言う名前で囲いを作り、密かに集まってお菓子を食べたりジュースをのんだり、小学校、二年だったかなあ、自分達のおもちゃをかき集め、友達からも要らないおもちゃを回収して、夜店で売って稼いだ小銭で自由に飲み食いしたり、人が普通に考え付かないことを簡単にやる、アイディアマンでしたね。

あなたが高校生な時は年一回は謹慎処分。その時代の高校生は祭典参加不可、その規則を毎年破って祭典に参加してたからで10月の終わりは決まって丸坊主でしたね。

かと思えば、祭典終了後に入ってくるパトカーを邪魔と言って蹴って警察沙汰になったり←もう時効だけどw。

シトロエンでスノーボードへ行ったり、ワーゲンをいきなり買って来たり。

乗る物も自信の持ち物にもこだわりを表していましたね。

そうそう祭りの余興で踊る「おてもやん」上手だったよなあ。おてもやんを踊ると酔うんだよなw。

よく二人でヘベレケで話したなあ。

祭りの〆で、あなたが歌うノーエ節。

こうして思い出す、思い出は数知れず...

いつも顔が赤くって昼間からお酒を呑んでて、でもそれを何故か許してしまう、あなたの人柄がそうさせてしまう、それは上からも下からも、あなたが慕われていたからで。

きっと同じテンションで ある意味、いい加減で、決して見本にならないけど憎めない存在で。

あなたと俺は、町内の中でいい意味で浮いた存在だったかもしれませんw。

いい加減で冗談なのか、本気で話しているのかよくわからなかったけど。

よく二人で笑っていたなあ。

そんな存在のあなたが、こんなに早く逝ってしまうなんて。。。

なかなか現実を上手に向き合えずな日が続きそうです。

今も店からあなたが住んでいた家を見ています。 もう階段を降りてくる姿や店に入って行く姿が見れないと思うと辛いです。 。。。

俺より、もっともっと間際まで話していた方々も多いと思います。

自分が最後に話したのは先月。

まさかこうなると思っていなかったので何を話したか覚えてないんです。

きっとたわいも無い会話だったはず。

だけど顔は赤く酒臭かったことだけは今も覚えています。

あなたのお父さんが亡くなった60歳手前、自分もいつかは同じ年齢になること、「もういつ死んでもいい、思い残すこともない」などと酔いながら、あなたは話していたけど、それが本心で言っていたのかはわかりません。

違うと思うけど。

いつも言っていた冗談だったと今も思いたいね。 

昨日、会いに行きました。

キレイな顔でした。

ヒロシくん 今までありがとう。

あなたの面影を偲びつつ、あらためてご冥福をお祈り申し上げます。

どうか安らかに。 


追記。

この前通ったけど、あなたが通っていた高校の川岸に並んで咲く桜が今年も満開でしたよ。

見たのかな。

逆川の桜が満開だったと 今度、話すつもりだったよ。

伝わるといいな。

写真:逆川の桜。







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